こんにちは、はじめです。
社会人の練習について、15年かけてたどり着いた結論を先に言います。
「1日15分、毎日」が最強です。週末にまとめて2時間より、確実に速く上達します。
僕はどちらのパターンも長期間試しました。この記事では、なぜ頻度が正義なのかと、15分の中身の設計を書きます。
なぜ「毎日15分」が「週末2時間」に勝つのか
指の記憶は寝ている間に定着する
ピアノの上達の正体は、脳の運動学習です。そして運動の記憶は、練習した後の睡眠中に定着します。
つまり「練習→睡眠」のセットが1単位。毎日練習する人は週7回この定着サイクルを回せますが、週末だけの人は週1〜2回しか回せません。合計時間が同じでも、定着の回数が違うんです。
「忘れる前に触る」ができる
週1回の練習は、前回の貯金がほぼ消えた状態から再開します。毎回「思い出し作業」に時間の3割を食われる。毎日型はこのロスがありません。
習慣は「小ささ」でしか作れない
「毎日1時間」は必ず破綻します。残業した日、飲み会の日に途切れて、そのまま消える。
15分なら、どんな日でも捻じ込めます。歯磨きレベルの習慣にできるサイズ、それが15分です。
15分の中身:僕の練習メニュー
だらだら15分弾いても効果は薄いです。時間を区切ってください。
【3分】指ならし
ハノンかスケール(音階)を1〜2パターン。ウォーミングアップと指の基礎筋力を兼ねます。眠くてもこれだけはやる。
【10分】曲の「部分」練習
ここが本体です。重要なのは、通し演奏をしないこと。
今日は「この4小節だけ」と決めて、そこだけを繰り返す。弾けない箇所を特定して、片手ずつ→ゆっくり両手→テンポを上げる。この順番です。
通し練習は気持ちいいんですが、弾ける箇所を撫でているだけの時間が大半で、練習効率としては最低です。通しは週末のお楽しみに取っておきましょう。
【2分】今日の録画
スマホで今日の部分を撮って、10秒でいいので見返す。自分の演奏の客観視は、独学者にとって先生の代わりです。
「練習できない日」の保険
それでも弾けない日はあります。そこで習慣を途切れさせないための保険を用意しておきます。
- 1分だけ鍵盤に触る(ハノン半分でもいい。ゼロと1分は天と地の差です)
- 楽譜を眺める・音源を聴く(頭の中で指を動かすイメージ練習にも定着効果があります)
「完璧にやるか、やらないか」の二択にしないこと。習慣の敵は完璧主義です。
練習時間を増やしたくなったら
3ヶ月続くと、15分では物足りなくなります。そうしたら自然に延ばしてください。20分、30分と。
大事なのは順番です。「長くやる」は「毎日やる」が完成してから。逆にすると両方失います。
まとめ
- 上達は練習時間の合計ではなく「練習→睡眠」サイクルの回数で決まる
- 15分の内訳は「指ならし3分+部分練習10分+録画2分」
- 通し練習は練習ではなくご褒美
- ゼロの日を作らない。1分でも触れば継続