こんにちは、はじめです。
J-POPをピアノで弾くことについて、最初に意外な事実を言います。
J-POPは、同レベルのクラシックより難しいことが多いです。
「ポップスだから簡単でしょ」と思って楽譜を開くと、面食らいます。僕もクラシック中心でやってきた人間なので、初めてJ-POPに手を出したとき、指は動くのに曲にならない現象に悩まされました。
原因ははっきりしています。リズムです。
なぜJ-POPは難しいのか
クラシックの初中級曲は、リズムが比較的素直です。拍の頭に音が来る。
一方、今のJ-POP(YOASOBI、米津玄師、Official髭男dismあたり)は、
- シンコペーション(拍の頭をわざと外すリズム)だらけ
- 16分音符の細かい刻みが頻出
- 歌モノ特有の「タメ」や「食い」がある
楽譜の音符自体は読めるのに、リズムが体に入らない。「ピアノが辛い」となるのは大体ここです。
リズムの壁の越え方
1. 原曲を「歌えるまで」聴き込む
J-POP攻略の最重要ポイントです。楽譜からリズムを読み取ろうとしないでください。
原曲を、メロディを口ずさめるレベルまで聴き込む。体がリズムを覚えていれば、楽譜は「答え合わせ」になります。逆に聴き込みが浅いまま楽譜だけで弾くと、機械みたいな演奏になります。
クラシックと逆なんです。クラシックは楽譜が主、音源が従。ポップスは音源が主、楽譜が従。
2. リズムだけ手拍子で取り出す
難しい箇所は、音程を捨ててリズムだけ練習します。楽譜を見ながら膝を叩く。歌いながら叩けたら、鍵盤に戻す。遠回りに見えて最短です。
3. 最初は「歌詞つきで歌いながら」弾く
恥ずかしがらずに歌ってください。歌うとタメと食いが自然に再現されます。無言で弾くより明らかに「それっぽく」なります。
大人向けJ-POP楽譜の選び方
J-POPの楽譜は同じ曲でも難易度が何段階もあります。
- 入門(メロディ+簡単な左手):始めて半年以内の人向け
- 初級〜中級(ソロアレンジ):原曲の雰囲気が出るのはここから
- 上級(原曲再現系):弾けたら拍手喝采。ただし茨の道
シンコーミュージックの「大人のJ-POP」シリーズや、ヤマハの「おとなピアノポップス」など、大人向けと銘打った曲集は音符が大きく指番号付きで扱いやすいです。世代的にZARD、Mr.Children、スピッツ、ドリカムあたりが刺さる人には、まさにその年代のヒット曲を集めた曲集が複数出ています。
1曲だけ欲しいときは、ぷりんと楽譜で曲名検索して難易度を選ぶのが最安です。
J-POPを弾ける人は宴会で無敵
実利的な話をすると、人前で喜ばれるのは圧倒的にJ-POPです。
ショパンを弾いても「すごいね」で終わりますが、その場の世代に合わせたJ-POPを弾くと歌い出す人が現れます。場が動くんです。特技としてのピアノという観点では、J-POPレパートリーは費用対効果最強です。
まとめ
- J-POPの壁は音符ではなくリズム(シンコペーション)
- 攻略は「原曲を歌えるまで聴く」→「リズムだけ叩く」→「歌いながら弾く」
- 楽譜は大人向け曲集か、ぷりんと楽譜の難易度別ダウンロード
- 人前ウケはクラシックより上
クラシック派の人も、レパートリーに数曲混ぜておくと世界が広がります。クラシックの楽しみ方と合わせてどうぞ。