こんにちは、はじめです。
クラシックピアノに憧れる大人へ、まず励ましから。
ショパンのノクターンは、大人から始めても弾けます。
僕は25歳スタートでクラシック中心に弾いてきて、これは実証済みです。ただし、いきなりは弾けません。名曲には「そこに至る順番」があります。
この記事では、憧れの名曲までの現実的なロードマップを描きます。
なぜクラシックには「順番」が大事なのか
J-POPのアレンジ譜は難易度を自由に下げられますが、クラシックを原曲で弾きたい場合、曲の難易度は固定です。
背伸びして月光ソナタ第3楽章に挑むと、1年かけても弾けず、挫折だけが残ります。逆に、階段を順番に登れば、確実に届きます。
入門〜中級ロードマップ(10曲)
レベル別に、定番かつ「弾いていて嬉しい」曲を選びました。
【入門期:開始〜1年】
- バッハ「メヌエット ト長調」:クラシックの入り口の定番。両手の独立の第一歩
- ベートーヴェン「エリーゼのために」:知名度最強。冒頭部分だけなら早期に弾けて、全曲で1年目の目標に最適
- ブルグミュラー「アラベスク」:25の練習曲より。短くてカッコいい、練習曲の皮を被ったご褒美
【初中級:1〜3年】
- パッヘルベル「カノン」(ピアノアレンジ):和音の美しさを学ぶ
- バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」(アレンジ):3連符の安定感を養う
- ショパン「ワルツ第19番 イ短調」:初めてのショパン。遺作の小さな宝石
- ベートーヴェン「月光ソナタ 第1楽章」:静かな難曲。ペダルと音色の勉強に最高
【中級:3〜5年】
- ショパン「ノクターン第2番 Op.9-2」:大人の憧れ第1位。装飾音との戦い
- ドビュッシー「月の光」:印象派の響き。ここまで来たら立派な中級者
- ショパン「幻想即興曲」:中級の卒業試験。これが弾けたら誰にも文句は言わせません
ロードマップを進むコツ
併走する基礎練習
曲だけでも進めますが、ハノン(指の体操)とツェルニー(練習曲)を2割だけ混ぜると、階段を登るスピードが目に見えて変わります。僕は最初サボって、後から入れて後悔したクチです。詳しくは教本の記事で。
1曲にかける期間は2〜3ヶ月まで
同じ曲を半年やると飽きて嫌いになります。2〜3ヶ月で8割仕上げて、次へ。1年後に戻ってくると、あら不思議、前より弾けます。寝かせるのも練習のうちです。
楽譜は無料で手に入る
クラシックの楽譜は著作権が切れているので、IMSLPで原典譜が無料で落とせます。ただし初心者は、指番号や解説つきの市販譜(全音や春秋社など)のほうが結局早いです。楽譜の読み方の記事も参考に。
クラシックの何がいいのか
最後に、15年クラシックを弾いてきた僕の主観を。
クラシックの名曲は、数百年の淘汰を生き残った音の建築物です。弾き込むほど発見がある。3年前に弾いた曲を今弾くと、別の景色が見える。
流行が消費されていく時代に、何百年も消費され尽くさない曲を自分の手で鳴らす。この贅沢は、弾く人にしか味わえません。
まとめ
- クラシックは順番が命。エリーゼ→ワルツ→ノクターンの階段を登る
- 基礎練習2割の併走で登るスピードが変わる
- 1曲2〜3ヶ月で寝かせて回す
- ノクターンまで3〜5年。大人からで十分届く
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