こんにちは、はじめです。

先に結論です。

アプリは「最初の90日」と「譜読みの補助」に絶大な効果があります。ただしアプリだけで上手くなり続けるのは無理です。

僕が始めた頃はこんな便利なものはなくて、全部本とCDでした。今の学習環境は本当にうらやましい。だからこそ、アプリにできること・できないことを冷静に書きます。

二大巨頭:flowkeyとSimply Piano

大人の練習アプリは、実質この2つから選べば間違いありません。

flowkey(フローキー)

  • 画面上部にお手本動画、下部に楽譜が流れる
  • J-POPやアニメ曲の収録が豊富(日本人にはここが大きい)
  • 弾いた音をマイクやMIDIで認識して、正しく弾けたか判定
  • 月額制(年払いで月1,000円台〜)

「弾きたい曲で練習したい」派はflowkeyです。ヤマハ系の電子ピアノとの連携キャンペーンをやっていることもあります。

Simply Piano(シンプリーピアノ)

  • ゲーム感覚のカリキュラム型。コースを順にクリアしていく
  • 譜読みの基礎から段階的に組まれていて、完全ゼロの人に優しい
  • こちらも音認識で判定。月額制

「何から始めていいか全くわからない」派はSimply Pianoです。ゲーム感覚の達成感で、最初の習慣化を助けてくれます。

どちらも無料体験があるので、両方入れて1週間ずつ触って、続きそうなほうに課金してください。

アプリが得意なこと

  1. 習慣化の補助:連続記録やリマインダーが「今日もやるか」を作ってくれる
  2. 音の正誤判定:独学最大の不安「合ってるのか?」に即答してくれる
  3. 譜読みの練習:流れる楽譜を追ううちに、読譜が体に入る

特に最初の90日、「ピアノに毎日触る人間になる」フェーズでは、アプリは先生より優秀かもしれません。サボっても怒らず、深夜2時でも付き合ってくれるので。

アプリができないこと

ここからが大事です。

  1. フォームと脱力の指導:音が合っていても、ガチガチの手で弾いていたら将来詰みます。アプリは音しか聴いていません
  2. 表現の指導:強弱、歌わせ方、ペダルの深さ。「正しい音」の先にある音楽の部分は教えてくれません
  3. 中級以降のカリキュラム:アプリの収録曲・コースは初中級で頭打ちになります

僕の感覚では、アプリが最強なのは開始から半年〜1年まで。そこから先は、楽譜を自分で読んで曲を仕上げる従来型の練習に移行していくのが自然です。

おすすめの使い方

  • 0〜3ヶ月:Simply Pianoで基礎コース+flowkeyで弾きたい曲をつまみ食い
  • 3ヶ月〜1年:flowkeyで曲練習を続けつつ、紙の楽譜(またはPDF)でのアプリなし練習を混ぜる
  • 1年〜:アプリは卒業でOK。浮いた月額を楽譜代に回す

無料のツールだけでどこまで戦えるかは無料でピアノを学ぶ記事に、電子ピアノとの接続については鍵盤選びの記事に書いています。

まとめ

  • 選ぶなら flowkey(曲重視)か Simply Piano(カリキュラム重視)
  • アプリは「習慣化」と「最初の90日」に最強
  • フォーム・表現・中級以降は守備範囲外。1年で卒業する前提で使う

アプリはあくまで補助輪です。でも、補助輪があるから走り出せる人は確実にいます。使えるものは全部使いましょう。